受付に立つのは、人間じゃないかもしれない|名古屋発「TechGALA 2026: BEYOND」がロボット・AI・アバターの出展を募集
名古屋・STATION Ai発の国際テックイベント「TechGALA 2026: BEYOND」が、来場者を迎えるロボットやAIエージェント等「BEYOND-Buddy」の出展を募集中。愛知発のスタートアップ支援の最前線を紹介します。
Central Japan Startup Ecosystem Consortium(一般社団法人中部経済連合会・名古屋大学・愛知県・名古屋市・浜松市等で構成)が、名古屋で開催する国際テックイベント「TechGALA 2026: BEYOND」において、会場運営を担うロボットやAIエージェントの出展募集「BEYOND-Buddy」の詳細を発表しました。受付での出迎えや会場案内といった役目を、人間ではない存在に担ってもらう企画です。
※本記事の内容は2026年9月11日発表のプレスリリースに基づきます。募集要項や応募条件は変更される可能性があるため、応募の際は必ずTechGALA公式サイトで最新情報をご確認ください。
「TechGALA 2026: BEYOND」とは
TechGALAは、愛知県が令和7年6月に内閣府から「第2期スタートアップ・エコシステム グローバル拠点都市」に選定されたことを背景に、中部経済連合会・名古屋大学・愛知県・名古屋市・浜松市などが一体となって開催する国際テックイベントです。会期は2026年12月15日から17日までの3日間で、15・16日は栄地区の中日ビルやナディアパークなど複数会場、17日はSTATION Aiを舞台にします。カンファレンスやスピード商談会、ピッチコンテスト、企業展示など、幅広いプログラムが予定されています。
前回開催では来場者5,500名、世界39の国と地域から参加者が集まり、商談成立は1,050件を超えたといいます。今回のテーマは「BEYOND(超える)」。既存産業や地理・文化の枠を超え、世界へ接続するプラットフォームの確立を目指すとしています。
なぜ、迎えるのは人間でなくてもいいのか
主催者はBEYOND-Buddyの企画意図を、「受付に立つのは誰か。道を教えてくれるのは誰か。会場の空気をつくるのは誰か」という問いとして説明しています。ロボット、フィジカルAI、AIエージェント、アバターなど形態は問わず、人間という枠を超えたバディと一緒に来場者を迎える会場をつくる、という試みです。
会場で想定されている役割は、受付での出迎えや会場・セッションへの案内、多言語でのアナウンス、配布物のお渡しのほか、休憩スペースでの癒しやにぎわいづくり、会場内の見守りなど多岐にわたります。単なる展示ではなく、実際の運営の一部を担ってもらう点が、この企画の特徴だといえそうです。
出展の中身と応募方法
募集期間は2026年11月6日までで、対象は人間ではない存在で会期中に来場者へ何らかの役割を果たせるもの(生き物は対象外)です。応募資格は企業・団体・大学・研究機関・自治体・個人グループと幅広く、出展自体は無償ですが、運搬や搬入出、設営、人件費、オペレーターの手配は応募者側の負担になります。展示日程はDay1からDay3の通し、Day1・2のみ、Day3のみから選べ、展示時間は準備・撤収を除く10時から17時までです。
応募は公式サイトの応募フォームから、何ができるか・会場で担いたい役割・来場者とどう関わるかの3項目を記入する形式です。応募資格に個人グループも含まれており、企業に所属していない技術者やクリエイターにも門戸が開かれています。主催者は出展のメリットとして、5,000人以上との直接的な接点が得られることや、製品紹介ではなく「会場を担う存在」として公式SNSで発信されること、同じ関心を持つ企業・スタートアップと会場でつながれることを挙げています。
愛知のテクノロジーの現場に、技術で関わるという仕事
BEYOND-Buddyは、ロボティクスやAI開発に携わる企業や研究者にとって、自社の技術を実際の来場者との接点で試せる貴重な場になりそうです。会場のひとつであるSTATION Aiは、愛知県が整備を進めてきた国内最大級のスタートアップ支援拠点。ものづくりの現場で新しい技術に触れてきた人にとっても、自分たちの技術がどんな形で社会実装されていくのかを間近で見られる機会になるかもしれません。
この冬、名古屋の街なかとSTATION Aiで、どんな”バディ”たちが来場者を迎えるのか。技術で会場を支えるという仕事もまた、愛知で働く人たちの物語のひとつです。ツムログ愛知の企業インタビューもあわせてご覧ください。
参考・出典
Central Japan Startup Ecosystem Consortium プレスリリース「TechGALA 2026: BEYOND『BEYOND-Buddy』募集について」(PR TIMES、2026年9月11日発表)
本記事は上記プレスリリースをもとに執筆しています。掲載画像は同リリースより提供されたものです。