モビリティ材料の未来を拓く|産総研グループが名古屋で「材料プロセスDX」共創フェアを開催

モビリティ材料の未来を拓く|産総研グループが名古屋で「材料プロセスDX」共創フェアを開催

産総研中部センターと株式会社AIST Solutionsが、名古屋ミッドランドホールで「未来モビリティ材料」共創フェアを10月9日開催。トヨタ・スズキも登壇する材料プロセスDXの最前線を紹介します。

自動車や航空機に使われる部品や素材は、性能だけでなく、品質保証や資源循環まで見据えた開発が求められる時代になっています。とはいえ、そうした材料プロセスの最新動向を、現場の技術者が体系的に知る機会は多くありません。

産業技術総合研究所(産総研)中部センターと株式会社AIST Solutionsは2026年9月17日、名古屋のミッドランドホールで「未来モビリティ材料」共創フェアを2026年10月9日に開催すると発表しました。テーマは「マテリアル開発と部素材品質保証の高度化のための材料プロセスDX」です。

※本記事の内容は2026年9月17日発表のプレスリリースに基づきます。イベント内容や日程は変更される可能性があるため、参加を検討する際は公式サイトで最新情報をご確認ください。

 

中部地域のものづくりを支える材料開発の最前線

中部地域は自動車・航空機などモビリティ関連産業の集積地として、日本経済をけん引してきました。本フェアは産総研中部センターとAIST Solutionsが共催し、モビリティ分野の国内外の研究開発動向を産業界に向けて発信するもので、今回で4回目の開催となります。

部素材の信頼性向上と資源循環性が課題となるなか、インフォマティクスを活用した部素材の高度化や、接合部材の品質保証技術開発、企業におけるデータ駆動型材料開発などが紹介される予定です。開催日時は2026年10月9日午後1時30分から5時10分まで、その後午後6時10分まで懇談会が開かれます。会場は名古屋市中村区のミッドランドホールで、参加費は無料、申込期限は10月2日です。

 

トヨタ・スズキも登壇する全7演題

講演プログラムは全7演題。産総研の研究者による「オープンイノベーションと産総研」や「材料・化学領域でのマテリアルDXへの取り組み」に加え、トヨタ自動車の研究者が「材料探索を可視化・加速する」技術を紹介するほか、大阪大学とスズキの研究者が共同で、溶接部の品質保証にインフォマティクスを活用する技術を発表します。ほかにも、NEDOの次世代ファインセラミックス製造プロセス開発の成果や、接合音響データと組織画像から品質・特性を予測するAI解析技術など、材料開発の現場に直結するテーマが並びます。

大学・公的研究機関・完成車メーカーが同じ場で知見を共有する構成は、材料開発に携わる技術者にとって、自社の取り組みを他分野の視点から見直すきっかけになりそうです。

 

素材の一歩先を見通すという仕事

目に見える製品の裏側で、素材や部品の品質を支え続ける仕事があります。データ駆動型の材料開発という言葉は少し難しく聞こえますが、突き詰めれば「同じ性能を、より確実に、より少ない資源でつくる」ための地道な積み重ねです。中部地域のものづくりを支えるこうした知見が、名古屋の会場でどのように共有されていくのか、開催が待たれます。ツムログ愛知の企業インタビューもあわせてご覧ください。

 

参考・出典

株式会社AIST Solutions プレスリリース「「未来モビリティ材料」共創フェア ~マテリアル開発と部素材品質保証の高度化のための材料プロセスDX~【10月9日/無料イベント in名古屋】(産総研グループ)」(PR TIMES、2026年9月17日発表)

本記事は上記プレスリリースをもとに執筆しています。掲載画像は同リリースより提供されたものです。

愛知ニュース一覧に戻る