「工場を、誇ろう。」600年続く種麹屋が、食品製造業で初めてFactory Pride Associationへ

「工場を、誇ろう。」600年続く種麹屋が、食品製造業で初めてFactory Pride Associationへ

豊橋市の種麹メーカー・ビオックが、食品製造業として初めてFactory Pride Associationに参画。『作り手が見えない』製造現場の価値を可視化する取り組みを紹介します。

スーパーの棚に並ぶ味噌や醤油、日本酒。その発酵を支える「種麹(たねこうじ)」を作る現場は、多くの人にとって想像しにくい仕事かもしれません。室町時代から約600年続く種麹メーカー、株式会社ビオック(本社:豊橋市)が、「工場を、誇ろう。」を理念に掲げる一般社団法人Factory Pride Association(FPA)に、食品製造業として初めて参画したと発表しました。

※本記事の内容は2026年7月23日発表のプレスリリースに基づきます。団体の活動内容は今後変化する可能性があるため、最新情報は公式発表をご確認ください。

 

「作り手が見えない」食品製造業の課題

食を支える製造現場は「顔の見えない裏方」として扱われがちで、その存在や技術の価値が社会に伝わりにくいという課題があります。人手不足や原材料高騰も重なり、優れた技術が次の世代に受け継がれにくくなっている現状もあるといいます。ビオックはこれまでも、食品製造の現場やそこで働く人・技術の価値を社会に伝える発信を続けてきました。今回のFPA参画は、その取り組みを一社の枠を超えて業界全体へ広げる動きだとしています。

 

なぜ種麹メーカーが名乗りを上げたのか

FPAへの参画企業は、これまで金属加工や部品製造などが中心で、食品製造業からの参画はビオックが初めてです。ビオック代表取締役社長の村井三左衛門氏は、日本の食品製造の強みは「再現性と安定した品質を追い求める中で培われた技術」と、それを受け継ぐ「人」にあると述べています。

 

Factory Pride Associationとは

FPAは2025年6月に設立された団体で、「つくる誇りを次の世代に。」を掲げ、ものづくりの現場で働く人の誇りと技術に光を当てることを目的としています。経営者や現場が学び合うカンファレンス「Factory Pride Summit」、取り組みを称える「Factory Pride Award」、互いの現場を訪ね合う「Factory Tour」を活動の柱に、3年間で会員500社を目標としています。

 

自分の仕事の意味を考えるきっかけに

普段は目にすることのない製造現場にも、確かな技術と、それを支える人の誇りがあります。「自分の仕事は誰かの役に立っているのか」と迷うことがある読者にとって、こうした「工場を、誇ろう。」という動きは、自分自身の仕事を見つめ直すきっかけになるかもしれません。

 

参考・出典

本記事は上記プレスリリース(2026年7月23日発表)をもとに執筆しています。掲載画像は同リリースより提供されたものです。

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