「農業では食べていけない」を変える|豊田のノーティスト、元会社員向け高収益小農育成プロジェクト始動

「農業では食べていけない」を変える|豊田のノーティスト、元会社員向け高収益小農育成プロジェクト始動

豊田市のノーティストが、栽培技術だけでなく「稼ぐ仕組み」を学ぶ半年間の農業研修プログラムを始動。元会社員やIT企業社員が参加する新しい農業の入り口を紹介します。

会社を離れて農業を始めたいと思っても、「経営として本当に成り立つのか」という不安が先に立つ人は少なくありません。栽培の学び方はあっても、稼ぐ仕組みまで体系的に学べる場は、これまで多くありませんでした。

豊田市に本社を置く株式会社ノーティストは2026年10月6日、「農業では食べていけない」という固定観念を変えることを目指す「高収益小農育成プロジェクト」を始動したと発表しました。

※本記事の内容は2026年10月6日発表のプレスリリースに基づきます。プログラム内容・受講条件は変更される可能性があるため、参加を検討する際は公式サイトで最新情報をご確認ください。

 

栽培技術ではなく「経営」として農業を学ぶ

このプロジェクトは、独自に体系化したカリキュラム「N-OS(農業経営OS)」をもとに、半年間の実践研修形式で進められます。農場での実践と座学を組み合わせ、考え方から判断、運営、実践、改善までの一連のプロセスを、実践・振り返り・改善のサイクルを繰り返しながら身につける内容です。単に野菜の育て方を教えるのではなく、農業を「経営」として捉え直す点が特徴だといいます。

背景にあるのは、「農業に挑戦したい人が少ない」のではなく「農業では食べていけない」という固定観念こそが担い手不足の根本課題だという問題意識です。未経験者の多くは、栽培技術の学び方には困らない一方で、収益モデルやサービス設計まで体系的に学べる環境がないことに不安を感じているといいます。

 

月額会員制の農園「はたけビュッフェ」という発想

カリキュラムのベースになっているのは、同社が考案した収穫サブスク型農園「はたけビュッフェ」の経営モデルです。野菜を生産・販売するのではなく、野菜の収穫体験や畑で過ごす時間を価値として提供し、月額会員制によって安定した収益基盤をつくる仕組みです。「作物を売る農業」ではなく「農園のファンを育てる農業」を実践することで、小規模な農地でも、価格競争に左右されにくい経営が可能になるといいます。

2026年6月に始まった第1期には、元会社員1名とIT企業社員3名の計4名が参加しています。会社員としてのキャリアを歩んできた人たちが、農業という新しい選択肢に実践的に踏み出している点も、このプロジェクトの特徴のひとつです。

 

経営として農業を学び直すという選択

「辞めて農業を始める」ことへの不安の多くは、技術ではなく経営の見通しが立たないことに起因します。栽培と経営の両方を体系的に学べる場があることは、会社員から農業への一歩を考える人にとって、具体的な選択肢を増やすことにつながりそうです。豊田発のこの取り組みが、全国にどう広がっていくのか注目されます。ツムログ愛知の企業インタビューもあわせてご覧ください。

 

参考・出典

株式会社ノーティスト プレスリリース「「農業では食べていけない」を変える。高収益小農育成プロジェクト始動」(PR TIMES、2026年10月6日発表)

本記事は上記プレスリリースをもとに執筆しています。掲載画像は同リリースより提供されたものです。

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