「働き方」から変える介護現場|名古屋発、ケアマネの新モデル拠点が本格稼働

「働き方」から変える介護現場|名古屋発、ケアマネの新モデル拠点が本格稼働

名古屋の八神製作所が、ケアマネジャー不足に対応する実証拠点「ケアマネエイトつるまい」を本格稼働。モバイルワークやAI活用で働き方そのものを変える取り組みを紹介します。

ケアマネジャー(介護支援専門員)の仕事といえば、事務所と利用者宅を行き来し、FAXや紙の書類に追われるイメージを持つ人も多いかもしれません。その働き方そのものを変えようという実証拠点が、名古屋で本格的に動き出しました。医療機器・介護用品を手がける株式会社八神製作所(本社:名古屋市中区)が、居宅介護支援事業所「ケアマネエイトつるまい」(名古屋市中区)を本格稼働させたと発表しました。この取り組みは、愛知県の令和8年度「革新事業」にも採択されています。

※本記事の内容は2026年7月28日発表のプレスリリースに基づきます。事業の進捗は今後変化する可能性があるため、最新情報は公式発表をご確認ください。

 

ケアマネジャー不足という課題

介護の中核を担うケアマネジャーは、FAXや紙を中心とした事務作業に追われがちで、業務効率化が進みにくいという課題を抱えています。増え続ける業務負担と人材不足が重なり、現場の余力が失われつつあるといいます。

 

実証拠点「ケアマネエイトつるまい」とは

「ケアマネエイトつるまい」は2026年6月1日に開設され、株式会社NAGARA、株式会社MEDISY、CareBank systems株式会社との連携のもと、デジタル・AI活用による業務効率化を実証しています。介護業界で現場支援の実績を持つ田端正樹氏(ケアマネジャーを紡ぐ会 理事)も「採用・組織設計プロデューサー」として加わり、現場の業務プロセス自体を見直す体制を整えています。

 

モバイルワーク・柔軟な勤務形態・AI活用による省力化

この拠点では、在宅ワークやフルフレックス制度をすべてのケアマネジャーに導入し、「事務所に戻らなくていい日」を実現するモバイル環境を整備しています。あわせて、専門知識を必要としない事務作業を事務スタッフへ切り分けるタスクシフトも進め、ケアマネジャーが本来の「利用者支援」に充てられる時間を増やす狙いです。日々の業務データを蓄積・分析し、他の事業所でも再現できる運営モデルの確立を目指すとしています。

 

働く人全般に響く「柔軟な働き方」のヒント

ケアマネジャーという専門職に限らず、「事務所に戻らなくていい働き方」や「テクノロジーで本来の仕事に集中する時間を増やす」という発想は、多くの職種に通じるテーマです。地域の介護現場から生まれるこうした変化は、働き方そのものを見直すきっかけになるかもしれません。

 

参考・出典

本記事は上記プレスリリース(2026年7月28日発表)をもとに執筆しています。掲載画像は同リリースより提供されたものです。

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